何故、アメリカはバックグラウンドチェックが盛んなのか。
挑戦することは美徳。
「アメリカン・ドリーム」という言葉があるように、チャレンジ精神が強く、挑戦することが美徳と考えられています。強いハングリー精神を持った人々が夢を追って集まっています。そのため、チャレンジする人を応援する気風にも満ちており、大手企業も積極的に採用することを目的にしてます。
アメリカではポジション(職務)中心に採用が進められます。支払う給与額も会社への勤続年数ではなく、採用するポジションごとで、即戦力を求められる。ただ、アメリカン・ドリームを手に入れるため、経歴詐称やリファレンスチェックでのなりますし、する者が後をたちません。
バックグラウンドチェックは必要不可欠
アメリカでは犯罪者を雇うだけで、使用者責任を問われることもしばしば。チャレンジする人を応援したい一方で、リスクの回避は採用活動にとって必要不可欠なのです。さらに、先にも述べましたが、即戦力の人材も求められており、職務に特化したリファレンスチェックと人物背景に特化したバックグラウンドチェックの両方「ハイブリットチェック」を行う企業が増えています。
日本では簡単に従業員を解雇することが出来ない!!
アメリカでは日本と違って実力主義であるため、比較的簡単に解雇することが出来ます。そのため、常に人材が流動化しており、実力を積んですぐに仕事を得たい人には有利な仕組みなのです。
日本ではどうでしょうか?
労働基準法や労働契約法で従業員の立場が守られており、雇用主が簡単に従業員を解雇することはできません。
今後も加速する採用のオンライン化
新型コロナウイルスの影響により大きな転換期を迎えた日本の採用市場。企業の多くが次年度に向けて採用活動の改善を検討する必要に迫られるでしょう。
対面の面接よりも、採用担当者が感じ取れる情報量は圧倒的に少なく、必然的に”採用のミスマッチ”が起こりうる可能性が高くなるでしょう。
今こそ、世界の企業に目を向けるチャンスなのかもしれません。