どっちの調査が優れている?!バックグラウンドチェックvsリファレンスチェック」比較して分かった!採用活動に向いているのは…!?
バックグラウンドチェックとは
採用選考時に応募者の経歴に虚偽や問題がないか調査をすることで、採用調査とも呼称されます。
一般的に企業から委託された調査会社がデータベースでの照合や、事実を知っている関係者に聞き込み調査を実施することで、会社に不利益を与える可能性のある人物か否かの判断を行います。
では、前述したリファレンスチェックとバックグラウンドチェックではどちらがより採用活動に向いているのか?
徹底比較してみた結果は以下の通り。
「目的」
リファレンスチェック:採用のミスマッチを防止
バックグラウンドチェック:リスクのある人物を未然に防止
・どちらも採用に向けての調査ではあるものの、本質的な目的に大きな違いがある。
「違法性」
リファレンスチェック:応募者の同意があれば違法にはならない
バックグラウンドチェック:応募者の同意があれば違法にはならない
・両者とも違法性はない。就職差別や人権に関わるような調査は法律によって禁止されています。
「調査内容」
リファレンスチェック:人物像、勤務態度、能力面
バックグラウンドチェック:人物像、勤務態度、能力面、経歴詐称、犯歴、金銭トラブル、 生活状況、反社会勢力との関係性など
・調査で判明する項目が多いのはバックグラウンドチェック。一歩リードか!?
「価格」
※最安値で検索したもの(無料は省く)
リファレンスチェック:1件あたり約3万円。
バックグラウンドチェック:1件あたり約3万円。
・価格は甲乙つけがたい。尚、最安値は、株式会社企業サービスが行っているデータチェックサービスの1万円であった。
「スピード」
※最速で検索したもの(特殊依頼は省く)
リファレンスチェック:報告まで2日
バックグラウンドチェック:中二日で報告
・スピードはリファレンスチェックが有利!?但し、推薦者と上手く予定が合えばという条件があるため、実際は3~4日かかることが多い。
・両者とも採用スピードを落とすことはないような納期で調整されています。
バックグラウンドチェックvsリファレンスチェック
~まとめ~
・納期、価格は同じぐらいで、両者とも違法性はない。
・リファレンスチェックは「応募者と採用企業との相性を見る」用途で実施する事が多く、職務に特化した調査と言えます。
・バックグラウンドチェックは職歴だけに限らず、多種多様な情報を得ることが出来る。それらの情報を精査することで、自社に不利益をもたらす可能性のある人物を採用してしまうリスクが抑えられます。
・極論を言えば、両方の調査を実施するのが一番ですが、それでは予算も採用までの日数もかかってしまいます。
あえて、どちらが良いとは言い切りませんが、想像してみて下さい。
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リファレンスチェック、バックグラウンドチェックは欧米では当たり前!!欧米から学ぶ、最先端の採用活動はこちら⇒アメリカのリファレンスチェック、バックグラウンドチェック